フェデラー・ナダルの進化

テニスの聖地で今年も新王者の誕生はなりませんでした。こんにちは、Aminoです。

ウィンブルドン優勝はBIG4以外にとって、大きな壁になっています。
2010年以降の四大大会に目を向けると、全豪・全仏・全米はワウリンカやチリッチが優勝しているものの、
ウィンブルドンは2002年のレイトン・ヒューイットの優勝から全てBIG4が独占しています。

昨年のラオニッチがマレーに挑んだ昨年同様、今年はチリッチがフェデラーに挑む「非BIG4対BIG4」となりました。
昨年のラオニッチはサーブが全くマレーに通じず、完敗でした。
今年はフェデラーのサーブが冴えわたり、チリッチに隙を与えませんでした。
唯一チャンスがあったとすれば、第1セットの序盤。フェデラーのファーストサーブの入りが比較的悪く、ブレークポイントを握った場面でした。
フェデラーがたった1つのブレークポイントをしのいで以降は、ショート・ロングポイント等、ほぼ全ての局面で優位に立ち、そのまま試合終了まで駆け抜けました。

こうして、2017年のウィンブルドンはフェデラーの圧勝で幕を閉じました。ナダルの全仏に続き、失セット0というとんでもない記録付きで。
またウィンブルドン8回優勝は史上最多で、記録づくしの優勝となりました。
今年の年間1位もナダルかフェデラーにほぼ絞られた形となり、来月からの全米オープンの結果が、この両者の年間1位争いを決める上での重要なファクターとなることでしょう。

35歳のフェデラーが今年GS2勝、31歳のナダルもGS1勝と30代が今年のGSタイトルを独占しています。
このような状況だとよく「若い選手が・・」とか「ベテラン選手ばかり・・」とか憂う声がありそうなものですが、テニス界にはそれがありません。(全く無い訳ではないかもしれませんが)
フェデラー・ナダルにスター性があるのは勿論ですが、それだけではないと思います。
同じBIG4でも今シーズンのナダル・フェデラーにあって、マレー・ジョコビッチに無い点、それはテニスが進化したかどうかだと考えています。

フェデラーはバックハンドの進化を一番に感じました。進化してるなって感じたのは、全豪決勝ナダル戦もそうでしたが、全豪3回戦のベルディヒ戦でした。
以前は高い打点で打つバックハンドはフェデラーの唯一ともいえる弱点(というほど元々弱くないですが)でした。今年は高い打点であろうとも、芯を捉えて叩くバックハンドになっています。
元々高かったインパクトの正確性がさらに上がったように感じました。

ナダルは攻めが速くなり、攻撃力があがったとか色々あると思いますが、一番はセカンドサーブの進化だと個人的に思います。
具体的に何が変わっているかまでは分からないのですが、以前ほどセカンドサーブから攻め込まれなくなり、安定してサーブゲームを進められています。ウィンブルドン前までの2ndサーブ獲得率は脅威の6割超えです。
昨年が56%だったことを考えると、とんでもない数字です。

昨年1位・2位を争っていたマレー・ジョコビッチが、今年GS決勝にすら残れないほど、めまぐるしく変化するATPテニス界。上が衰えれば自然に上がるという甘い世界ではないということですね。
そんな厳しい世界で戦っている選手たちは本当にすごいし、素晴らしいと思います。
今シーズンも残すところ約4カ月。最後まで目の離せない戦いは続きます。

Amino

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